【ファスト&スロー】選ばなかった選択を、なぜ後から後悔してしまうのか?

後知恵バイアス・後悔回避

人は選択を終えたあと、
「別の選択肢のほうが良かったのではないか」と考えてしまいます。
この後悔は、結果が悪かったときだけに起こるわけではありません。


後知恵バイアスとは何か

結果を知ったあとで、
「最初から分かっていた」「予測できたはずだ」と感じてしまう心理を
後知恵バイアスと呼びます。

実際には、
選択時点では不確実だった情報も、
結果を知った瞬間に「当然の流れ」に書き換えられます。


システム1が作る「納得できる物語」

システム1は、
過去の判断を曖昧なままにしておくことを嫌います。

  • うまくいった → 正しい選択だった
  • うまくいかなかった → 別を選ぶべきだった

この単純な物語化が、
「選ばなかった選択」への後悔を生み出します。


なぜ後悔は避けようとするほど強くなるのか

人は後悔を恐れるあまり、
次の選択で後悔回避を優先します。

すると

  • 無難な選択に寄る
  • 過去の選択に引きずられる
  • 新しい選択を避ける

結果として、
後悔しないための判断が、
かえって満足度を下げることがあります。


まとめ

後悔は、
選択が間違っていた証拠ではありません。
それは、
結果を知った脳が作り直した物語です。


こうした後悔は、やがて「自分の判断は正しかったはずだ」という感覚を強めていきます。

【ファスト&スロー】なぜ人は「自分の判断」を過大評価してしまうのか?

で詳しく解説していきます。


この記事で紹介したことは、
ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』で、より体系的に解説されています。

具体例が多く、「なぜ自分はいつも同じ判断ミスをするのか」が腑に落ちる一冊です。
気になる方はこちらから確認できます。

この本は一度読んで終わりではなく、
考え方のクセに何度も気づかせてくれる一冊です。

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