【実体験】内向的な夜型人間がコミュニケーションで意識すべき3つのこと

心理学

どうも、生粋の内向的な夜型人間のYUIです。

この記事では

  • 内向的で自分から話しかけるのが苦手
  • 「もっと外交的になれ」と言われて疲れている
  • 夜型で、朝のコミュニケーションが特につらい

という人のために、内向的な夜型人間が、無理せず成果を出すためのコミュニケーション術を、実際に「内向的な性質」を武器にしてブログを運営している私が解説します。

本記事では、内向的な夜型である私の実体験をもとに、「内向的な人だからこそ活かせるコミュニケーション術」を詳しく解説していきます。

結論:内向的な人がコミュニケーションで意識すべきはこの3つ

内向的で夜型な気質の人が、無理なく、かつ効果的にコミュニケーションをとるために意識すべきポイントは、次の3つです。

  1. 「良き理解者」に徹する(話すより、深く聴く技術)
  2. 「与える人(ギバー)」になる(自分の得意で相手に貢献する)
  3. 「事前の準備」を徹底する(内向的な強みである慎重さを活かす)

社交的で賑やかな人には真似できない、内向的な人だからこそ到達できるコミュニケーションの形があります。それぞれの具体的な実践方法を、次の章から詳しく解説していきます。

「自分は内向的だから……」と諦める前に、まずはなぜ私たちがそう思い込むようになったのか?という根本的な原因を知ることから始めてみましょう。

クロノタイプと性格の通説

クロノタイプ診断(体内時計のタイプ)によると、朝型・昼型は外交的でアクティブな人が多く、夜型は内向的でクリエイティブな傾向があると言われています。

もちろん個人差はありますが、私自身はこの診断結果にとても納得しています。

  • 朝型・昼型: 外交的でアクティブな傾向
  • 夜型: 内向的でクリエイティブな傾向

性格の約半分は遺伝で決まると言われていますが、単に「何時に目が覚めるか」という遺伝子の違いだけで、ここまで性格に差が出るものでしょうか?

そこで私は、ある一つの仮説を立てました。

「内向的か外交的かは、実は後天的な『環境要因』によって決まっているのではないか?」 という説です。

卵が先か鶏が先か

私の仮説を詳しくお話ししましょう。

そもそも「朝型の遺伝子が外交的」なのではなく、

「朝型中心の社会に適応できた結果、外交的でアクティブな振る舞いが身についた」

のではないか、という考え方です。

産業革命以降、効率を重視する現代社会では、学校も会社も「8時〜9時始業」が当たり前になりました。

朝型人間にとって、午前中は「100%のパフォーマンスを発揮できるゴールデンタイム」です。

一方、夜型人間が本領を発揮できるのは夕方以降。

つまり、世の中のメイン活動時間は「本調子の朝型」と「重いアイドリング中の夜型」という不公平な構図で成り立っているのです。

絶好調な時間に活動できる朝型は、自然とアクティブに、社交的になります。

対して夜型は、周囲が静まり返った終業後にようやくエンジンがかかり、密かにクリエイティブな活動に没頭する……。

こうして「外交的でアクティブな朝型」「内向的でクリエイティブな夜型」が完成します。

しかし、これはあくまで表面化している「結果」にすぎません。

内向的になってしまう原因は、もっと深い場所に根ざしているのです。

幼少期のレッテル

プロスポーツ選手には、圧倒的に「春生まれ」が多いという事実をご存知でしょうか。

実際、Jリーグやプロ野球選手の誕生月を調べると、4月〜6月生まれが約40%と極端に多く、早生まれ(1月〜3月)の約4倍にものぼると言われています。

もちろん、誕生月と運動神経の遺伝子に直接の相関関係はありません。

その証拠に、学期の区切りが9月からの欧米諸国では、9月〜11月生まれの選手が多くなります。

さらに、学期が1月から始まるオーストラリアなどの南半球では、日本とは真逆で1月〜3月生まれに最も多く分布します。

違いを生むのは、幼少期における「約1年の体格差」です。

体が大きく発達の早い「学年の年上の子」は、試合で勝ち、周囲から褒められます。

すると「自分は運動が得意だ」という自己イメージが形成される勝利者効果(ウィナー・エフェクト)によって、さらに才能を伸ばしていくのです。

「学年の年下の子」には反対のことが起こるのです。

これを、外向性・内向性に当てはめてみてください。

大人は本調子でなくても「社交的なフリ」をして場を凌げますが、子供にそれは不可能です。

朝型社会の学校生活において、午前中にエンジンがかからない夜型の子は、

どうしても「おとなしい子」「消極的な子」という評価を受けやすくなります。

周囲から貼られた「内向的」というレッテル

そして「自分は人付き合いが苦手なんだ」という自己イメージの固定化

夜型の遺伝子が直接、性格を内向的にするのではありません。幼少期に貼られたレッテルの積み重ねが、その後の性格を形作っていくのです。

内向的なのは「思い込み」かもしれない

そんなわけで、自分が内向的だと思っているその性質は、実はただの「思い込み」かもしれません。

自己啓発の世界では、よく「行動よりもマインドセット(考え方)が大切」だと言われます。

「マインドが変われば行動が変わる。だから、自分は内向的だというレッテルを外すだけで、明日から外交的に振る舞えるかもしれない」と。

もし、これだけで外交的に振る舞えるようになった夜型の方がいれば、本当におめでとうございます!

……とはいえ、長年積み上げてきた自己イメージは、そう簡単に覆るものではありません。

私自身、マインドセットを変えようと様々な方法を試しました。

しかし結局、無理に外交的に振る舞うことは苦痛であり、自分は「根っからの内向型」なのだと痛感するだけでした。

ですが、安心してください。 無理をして外交的(外向型)になる必要は、どこにもないのです。

内向型は決して、外交型に劣っているわけではありません。

世間一般で言われる「コミュ力お化け」のように振る舞うことはできなくても、内向型には、内向型にしかできない「深く、質の高いコミュニケーション」があるのです。

内向型が輝くための「3つのコミュニケーション戦略」

無理に自分を変えるのではなく、自分の特性を最大化する。そのための具体的な戦術が以下の3つです。

1. 「良き理解者」に徹する

要するに「聞き上手」になることです。

外向的な人が「自分の話」で場を盛り上げるなら、内向的な人は「相手の話」を深く受け止めることで信頼を築きます。

相手が「この人は自分のことを分かってくれている」と感じる安心感を提供しましょう。

[関連記事:聞き上手になるための具体的なテクニックはこちら]

2. 「与える人(ギバー)」になる

アダム・グラントの名著『GIVE & TAKE』では、最終的に最も成功を収めるのは「与える人(ギバー)」であると説かれています。

広く浅い交友関係が苦手な内向型だからこそ、目の前の一人と誠実に向き合い、何ができるかを考えられる強みがあります。

狭く深い関係の中で、自分の知識や時間を惜しみなく提供しましょう。

ただし、奪うだけの人(テイカー)にエネルギーを吸い取られないよう注意が必要です。

3. 「徹底した準備」でアドリブを補う

内向型にとって、その場のノリやアドリブは最も苦手とする分野かもしれません。

面白い話を即興で披露する必要はありませんが、だからこそ「事前準備」が重要になります。

相手との過去の会話を思い出したり、相手が話題に出していた作品を予習したりして、質問のリストや会話の流れを想定しておきましょう。

最初の話題(アイスブレイク)さえ決めておけば、心の余裕は全く変わります。

私自身、美容室へ行く前には必ず「話すこと」をいくつか用意しています。

商談のようにガチガチに固めるわけではありませんが、「前回の続き」や「最近の体験」を少し整理しておくだけで、沈黙を恐れずに済むようになります。

また、日頃から読書や漫画、アニメなどで知見を広げておくと、会話が想定外の方向に流れても対応できる「引き出し」になります。

【補足】リソースは「キーマン」に集中させる

内向型は、いたずらに人脈を広げる「広く浅い」交流には向きません。

限られたエネルギーをどこに投下するか。ビジネスの場であれば、それは「キーマン(意思決定者)」です。

末端の多人数と交流して消耗するよりも、決定権を持つ一人と深く信頼を築く方が、結果的に企画や仕事はスムーズに進みます。

「誰とでも仲良く」という呪縛を捨て、「本当に向き合うべき相手」を絞り込む勇気を持ちましょう。

※ただし、プライベートはこの限りではありません。利害関係のない友人関係は、自分の心が安らぐ相手を大切にしてください。むしろ人気者の周りには人が集まるので疲れます(笑)

【注意】内向型がやってはいけない「NG行動」

無理に外向型を演じる

「外向型の方が優れている」という思い込みで無理に振る舞うと、いつか精神的に限界が来ます。

私自身、積極的に話しかけまくった時期がありましたが、結局は心が悲鳴を上げて続きませんでした。

自分に嘘をつく努力は、長続きしません。

「複数人の場」で戦おうとする

内向型はアドリブやその場のノリが苦手なため、大勢の中ではどうしても埋もれがちです。

私の場合、親戚の集まりなどでは、話すタイミングが分からずほぼ口を開きません(笑)

それで良いのです。飲み会などでは無理に盛り上げようとせず、早めに誰か一人と「1対1」で話せる状況を作るか、聞き役に徹してしまいましょう。

まとめ:内向的な夜型のままで戦おう

「朝型で外交的な方が人生において有利」

そんな世の中の通説に、どこか肩身の狭い思いをしてきた人も多いかもしれません。

しかし、今回お話しした通り、私たちが抱える「内向的な性質」は決して劣等感を持つべきものではなく、社会システムとの兼ね合いで形作られた一つの「個性」に過ぎません。

無理に自分を偽り、コミュ力お化けを目指して疲弊する必要はないのです。

  1. 良き理解者として深く寄り添う
  2. ギバーとして誠実に価値を提供する
  3. 準備という名の武器を携える

この3つの戦略があれば、内向的なままでも、夜型なままでも、心地よい人間関係を築くことは十分に可能です。

もし明日、誰かとの会話で「うまく話せなかった」と落ち込みそうになったら、思い出してください。

それはあなたが「本調子ではない時間」に頑張っている証拠であり、深く考えられる人間である証です。

自分に合った戦い方を選べば、世界はもっと生きやすくなります。

内向的な私たちにしかできない、深いコミュニケーションを大切にしていきましょう。

参考書籍

1. 『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』

著者: アダム・グラント

学べること: 「与える人(ギバー)」がなぜ最終的に最も得をするのかについて。 内向的な人が、限られたエネルギーを誰に注ぐべきか、そして「テイカー(奪う人)」から身を守るための戦略を学ぶのに最適な一冊です。

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2. 『銃・病原菌・鉄』

著者: ジャレド・ダイアモンド

学べること: なぜ現代において、地域や民族間でこれほど大きな格差が生まれたのか。「能力の差」ではなく、地形や動植物の分布といった「環境の差」が歴史を動かしてきたことを解き明かす一冊です。 「個人の資質よりも、置かれた環境が人生を左右する」という視点は、記事で紹介した「朝型社会という環境が内向的な性格を形作っている」という仮説に、人類学・生物学的な裏付けを与えてくれます。

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3. 『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』

著者: メンタリストDaiGo

学べること: 内向的な人にこそ向いている「戦略的な人脈の作り方」。 「コミュ力お化け」になる必要はなく、たった数人のキーマンと繋がるだけで人生が変わるということ。内向的な特性を「武器」として使うための具体的なテクニックが詰まっています。

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4.『The Winner Effect: The Science of Success and How to Use It 』(英語版)

著者:Ian Robertson

学べる事:「勝利者効果(ウィナー・エフェクト)」の科学的メカニズム。
一度勝利を収めると脳内のホルモンバランスが変化し、次なる成功を引き寄せる「勝者モード」に書き換わる仕組みを解説した一冊です。
日本語版は現在存在しませんが、記事内で触れた「幼少期のレッテルがその後の自信を左右する」という話を、神経科学の視点から深く裏付けてくれます。

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5.『マインドセット「やればできる!」の研究』

著者: キャロル・S・ドゥエック

学べること: 人間の能力は努力次第で伸ばせるという「成長思考(グロース・マインドセット)」の重要性。 「自分はこういう人間だ」と決めつける「硬直マインドセット」が、いかに個人の可能性を狭めてしまうかを説いた一冊です。 記事で触れた「自分は内向的だから人付き合いが苦手だ」という思い込みを打破し、夜型や内向的という特性を持ちながらも、それをどう「武器」に変えていくかという前向きなマインドを作るためのバイブルとなります。

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