なぜ人は「わかっているのに」同じ失敗を繰り返すのか?

夜更かしすると翌日つらい。
無駄遣いはやめたほうがいい。
そんなことは、もう十分わかっているはずなのに、気づくとまた同じことをしている。

多くの人は
「自分は意志が弱いからだ」
と思いがちですが、実はそうではありません。


人はほとんど考えずに行動している

人の脳は、できるだけエネルギーを使わないようにできています。
そのため、日常の行動の多くは「考えた結果」ではなく、いつもの流れで決まります。

スマホをなんとなく開く。
コンビニでいつもの商品を選ぶ。

これらは深く考えていません。
直感と習慣で動いているだけです。


「考えたつもり」が一番危ない

買い物で衝動買いをしたあと、
「今日は疲れてたから」
「これくらいならいいか」
と理由をつけることがあります。

でも実際は、行動してから理由を考えているだけ。
判断の多くは、意識より先に決まっています。


失敗を繰り返すのは、性格の問題ではない

人は「早く判断する」ことを優先して進化してきました。
だから深く考えないのは、欠点ではなく脳の仕様です。

現代は誘惑や情報が多すぎる。
その結果、「わかっているのにできない」が起きやすくなっています。


変えるべきは、意志ではなく視点

失敗しない人が特別に強いわけではありません。
ただ、失敗しやすい流れを避けているだけです。

まずは
「自分はどういうときに流されるか」
に気づくだけでいい。


同じ失敗をしても、自分を責めなくていい

できなかったのは、あなたのせいではありません。
人はそう動くようにできている。

そう知るだけで、
少し気持ちは楽になります。


次は
直感が当たる人・外れる人の決定的な違い
で、信頼できる直感について見ていきます。


この記事で紹介したことは、
ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』で、より体系的に解説されています。

具体例が多く、「なぜ自分はいつも同じ判断ミスをするのか」が腑に落ちる一冊です。
気になる方はこちらから確認できます。


ファスト&スロー 上 あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ文庫NF) [ ダニエル・カーネマン ]

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