損をしたくない気持ちが、実は一番の損を生む

できるだけ失敗したくない。
損はしたくない。

そう思うのは、ごく自然なことです。
でもその気持ちが、結果的に一番の損につながることがあります。


人は「損」にとても敏感

人は、
得をした喜びよりも、
損をした痛みを強く感じます。

だから少しでも損の可能性があると、
動くこと自体を避けようとします。

安全なほうを選んでいるつもりでも、
それが最善とは限りません。


小さな損を避けて、大きな損をする

たとえば、
失敗が怖くて何も始めない。
変えたほうがいいとわかっているのに、現状のままでいる。

これらは一見、損を避けているように見えます。
でも長い目で見ると、
機会を逃すという大きな損になりがちです。


「守り」は安心をくれるが、成長はくれない

守りの選択は、気持ちを楽にしてくれます。
ただ、その状態に慣れすぎると、
選択肢自体が少しずつ減っていきます。

気づいたときには、
動く余地がほとんど残っていないこともあります。


損を避けたくなるのは、欠点ではない

損を怖がるのは、
人としてとても正常な反応です。

だから
「自分は臆病だ」
と責める必要はありません。

ただ、
その気持ちが判断を歪めることがある、
と知っておくだけでいいのです。


守りすぎていないか、たまに振り返る

迷ったときは、
「これは損を避けたいだけの選択か?」
と自分に聞いてみる。

それだけで、
選択の幅は少し広がります。


損をしないことが、正解とは限らない

損をしない選択が、
一番安心できるとは限りません。

ときには、
小さな損を受け入れたほうが、
結果的に楽になることもあります。


次は
「人はなぜ“平均的”な選択をしてしまうのか?」
で、無難を選びがちな心理の話に進みます。


この記事で紹介したことは、
ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』で、より体系的に解説されています。

具体例が多く、「なぜ自分はいつも同じ判断ミスをするのか」が腑に落ちる一冊です。
気になる方はこちらから確認できます。

ファスト&スロー 上 あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ文庫NF) [ ダニエル・カーネマン ]

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