選択肢が多いほど、なぜ人は動けなくなるのか?

選べるはずなのに、決められない。
時間だけが過ぎて、結局なにも選ばなかった。

そんな経験はありませんか?

これは優柔不断だからではありません。


選択肢が増えると、脳は疲れる

人は選択をするたびに、少しずつエネルギーを使います。
選択肢が多いほど、考える量も増えます。

その結果、脳は
「これ以上考えたくない」
という状態になります。

これが、いわゆる選択疲れです。


「選ばない」という選択が増える

選択肢が多すぎると、人はよくこうなります。

  • とりあえず保留する
  • 今日はやめておく
  • また後で考える

これは逃げているわけではありません。
脳を守るための自然な反応です。

決めないことで、これ以上疲れないようにしているのです。


選択肢が多いほど、後悔もしやすい

ようやく選んだあとでも、
「別のほうが良かったかも」
と考えてしまうことがあります。

選択肢が多いほど、
比べる対象も増え、後悔も生まれやすくなります。

つまり、
多い=自由、とは限りません。


動けなくなるのは、正常な反応

選べないのは、能力不足ではありません。
情報が多すぎるだけです。

人は
「完璧な選択」をしようとすると、
かえって動けなくなります。


減らすことで、決めやすくなる

迷ったときは、
選択肢を増やすより、減らすほうが効果的です。

完璧を探すのではなく、
「これで十分」と思えるラインを決める。

それだけで、決断はかなり楽になります。


決められない自分を責めなくていい

選択肢が多いと、誰でも止まります。
それは、脳がきちんと働いている証拠。

「今日は決めなくていい日だった」

そう考えても、大丈夫です。


次は
「『もったいない』があなたの判断を狂わせている理由」
で、やめられない心理の話に進みます。

この記事で紹介したことは、
ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』で、より体系的に解説されています。

具体例が多く、「なぜ自分はいつも同じ判断ミスをするのか」が腑に落ちる一冊です。
気になる方はこちらから確認できます。

ファスト&スロー 上 あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ文庫NF) [ ダニエル・カーネマン ]

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